今回は、私が観た映画の中から、想像力を刺激するSF映画を5作品紹介したいと思います。
SF映画とは、ハイテクな科学や夢の技術を題材にした映画のことです。
人間や社会、宇宙や未来など、さまざまなテーマから想像力を刺激してくれる、そういった魅力をSF映画は持っています。
そんなワクワクいっぱいのSF映画の中から、私が特におすすめする映画をピックアップしました。
映画に詳しくない方でも楽しめる作品を、解説付きで紹介していきます。
どれも見応えのある作品ですので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、早速始めましょう!
1、 マトリックス
タイトル | マトリックス |
原題 | The Matrix |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 1999年3月31日 |
監督 | ウォシャウスキー姉妹 |
キャスト | キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス ヒューゴ・ウィーヴィング、ジョー・パントリアーノ |
ジャンル | SF・アクション |
マトリックスのあらすじ
凄腕ハッカーのネオは、最近”起きてもまだ夢を見ているような感覚”に悩まされていた。そんなある日、自宅のコンピュータ画面に、不思議なメッセージが届く…。正体不明の美女トリニティーに導かれて、ネオはモーフィアスという男と出会う。そこで見せられた世界の真実とは。やがて、人類の命運をかけた壮絶な戦いが始まる
(filmarks.comより引用)
マトリックスの見どころ
「この世界は現実世界ではない。」こんなふうに考えた経験はありませんか?
この映画は、人工知能に支配された仮想現実の世界「マトリックス」に生きる人類の運命を描いた壮大な物語です。
主人公のネオが世界の真の姿を知る人物モーフィアスに出会い、今まで真実だと思い込んでいた仮想現実で安寧な一生を過ごすか、それとも荒廃した真の世界に飛び込んでいくのかの決断を迫られるシーンはとてもワクワクします!
余談ですが、真の世界に飛び込む勇気を持つことを、この映画にちなんで「赤い薬(Red Pill)を飲む」なんて言ったりもします。
マトリックスの魅力はそれにとどまらず、その映像表現にも注目です。
世界がプログラムでできていることを緑色の文字を並べることで表現した場面や、ネオがスローモーションで銃弾を避ける場面は、映画史に残る名シーンですので特に注目です!
見終わった後もしばらく頭の中に残り続け、あれこれ想像を膨らませてしまう、そんな素晴らしい映画です。ぜひこの機会に観てみてください!
2、 インターステラー
タイトル | インターステラー |
原題 | Interstellar |
製作国 | アメリカ・イギリス |
公開日 | 2014年11月7日 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
キャスト | マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、 マイケル・ケイン、マット・デイモン、他 |
ジャンル | SF、ヒューマンドラマ |
インターステラーのあらすじ
地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
(filmarks.comより引用)
インターステラーの見どころ
SFが好きな人は間違いなく好きになる作品がこちら!
この映画は、環境の変化や食糧危機によって人類の滅亡が迫る近未来の地球を舞台に、新たな星を探すために未知の宇宙へと旅立つ元宇宙飛行士のクーパーが主人公の物語です。
インターステラーにはたくさんの魅力がありますが、その中でも外せないのが作中の宇宙の描写です。
壮大で美しい映像と、科学的に正確な描写をここまで追求した作品は他にありません!
宇宙の神秘や重力の法則、ブラックホールやワームホールなど、実際に存在する現象や理論をもとにした美しい表現は、宇宙が好きな人も、そうでない人もきっとワクワクさせます。
そしてこの映画は宇宙の表現だけでなく、ストーリーも素晴らしいです。
家族愛や人類の共存といった切り口から観てもすごく心に刺さります。個人的にはクーパーと娘のマーフィーを繋ぐ絆の強さに着目して観てもらいたいです。
未視聴の方はぜひ観てみてください!
3、 バタフライ・エフェクト
タイトル | バタフライ・エフェクト |
原題 | The Butterfly Effect |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 2004年1月23日 |
監督 | エリック・ブレス、J・マッキー・グラバー |
キャスト | アシュトン・カッチャー、エイミー・スマート、ウィリアム・リー・スコット、 エルデン・ヘンソン、メローラ・ウォルターズ、エリック・ストルツ |
ジャンル | SF、サスペンス |
バタフライ・エフェクトのあらすじ
ごく小さな差違が、将来的に予測不能な大きな違いを生じるというカオス理論を効果的に取り入れた異色サスペンス。愛する者を救うため、過去を書き換えようとした男が体験する想像を超えた出来事を描く。タイトルの“バタフライ・エフェクト”とは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」という意味。
(eiga.comより引用)
バタフライ・エフェクトの見どころ
ほんの少し過去を変えただけで、未来は大きく変わる。
この映画は、過去に戻る能力を持った主人公が、自殺した初恋の人を救うために、何度も過去に戻って女性が幸せになれる人生を模索する物語です。
いわゆるタイムリープをテーマとした作品の中でも非常に完成度が高いです!
タイムリープやタイムスリップは、他の作品においては、しばしば過去を手軽に改変して自分が望んだ未来を掴む夢物語のように描かれたりもしますが、この作品におけるそれはかなりシビアに設定されています。
主人公の青年エヴァンはとあることから過去に戻る力を手に入れ、幼馴染のケイリーを不幸な未来から救うために奮闘するのですが、全然うまくいかないのです。
作中では、なんとか思うような未来に変えていくには、相当な覚悟と決心が求められるということがありありと描写されます。
彼がどのような選択をしていくのか、ぜひ彼の気持ちを考えながら観てほしい作品です!
最後に観終わってから、自分がタイムリープできるとしたらどんな過去を変えたいか、そのために今の自分をどこまで犠牲にできるか、ゆっくりじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
4、 バック・トゥ・ザ・フューチャー
タイトル | バック・トゥ・ザ・フューチャー |
原題 | Back to the Future |
製作国 | アメリカ |
公開日 | 1985年7月3日 |
監督 | ロバート・ゼメキス |
キャスト | マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、トーマス・F・ウィルソン、 リー・トンプソン、クリスピン・グローヴァー |
ジャンル | SF、アドベンチャー、コメディ |
バック・トゥ・ザ・フューチャーのあらすじ
アカデミー賞受賞製作者のスティーヴン・スピルバーグとロバート・ゼメキスがお届けする「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は3部作の映画として大成功した作品の一つ。変わり者のドク・ブラウン(クリストファー・ロイド)が造り上げたデロリアンのタイムマシンで1955年にタイムトラベルしてしまったティーンエイジャーのマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)。そこでマーティが直面するハプニングにより彼自身の未来が消えてしまう危険にさらされ、そうなると彼は未来に帰れなくなってしまう。革新的な特殊効果とドラマチックな音楽、そしてアクションが満載のこの作品は、永遠の青春アクション傑作だ。
(filmarks.comより引用)
バック・トゥ・ザ・フューチャーの見どころ
こちらもSF好きなら絶対に抑えておきたい映画です!
この映画も、すでに紹介したバタフライ・エフェクトと少し似た、タイムマシンを使って過去を改変するお話なのですが、バタフライ・エフェクトがシリアス寄りなのに対し、こちらの作品はコメディがふんだんに盛り込まれており全く飽きずに観られます。
過去が変わってしまったら自分の存在がなくなってしまうという危機が目の前にあるにも関わらず、どこかユーモラスな展開が続いて、ハラハラとワクワクと笑いが混ざった不思議な感覚を楽しめると思います。
また現代の1985年とタイムスリップした先の1955年の人物や状況の対比がたくさん含まれており、何度観ても新発見のあるスルメ感ある作品となっています。
個人的な見どころは、主人公のマーティーがなぜか過去の世界でギター演奏することになり、そこで流行を先取りしたギターさばきを披露するシーン。カッコいいし面白いしで本当に中毒になります!
タイムマシンや過去改変を考察するSF映画としても、難しいことは考えずにポップコーンを片手に気楽に観る映画としても最高の映画ですので、ぜひ一度観てみてください!
5、 インセプション
タイトル | インセプション |
原題 | Inception |
製作国 | アメリカ・イギリス |
公開日 | 2010年7月16日 |
監督 | クリストファー・ノーラン |
キャスト | レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、 エレン・ペイジ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール |
ジャンル | SF、アクション、サスペンス |
インセプションのあらすじ
ドム・コブは、人が一番無防備になる状態――夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリスト。だがその才能ゆえ、彼は最愛のものを失い、国際指名手配犯となってしまう。
(filmarks.comより引用)
インセプションの見どころ
夢ってなんだろう・・・寝ている時に見る「夢」というものは、実は現代の科学でも謎が多い未知の領域なのです。
この映画は、そんな夢を高度な次元で科学的、心理学的、哲学的に扱った作品です。
「相手の夢を盗む」「相手に夢を植え付ける」「夢の中で夢を見て、さらにその夢の中で夢を見る」
こういったキーワードだけで想像力が掻き立てられてしまうのは私だけではないと思います。
斬新な設定のストーリーですが、時には単純、時には複雑に展開していくので、少し目を離すとどこが現実でどこが夢なのか分からなくなりそうになる感覚を体感できるのが他の映画にはない魅力です!
一つ一つの言動や物にも注意して観てしまうので、観終わったら確実に満腹感を得られるでしょう。
加えて、インセプションを観る時は圧倒的な映像美にも注目してほしいです。
特に、重力がなくなったホテルの廊下での格闘シーンや、折りたたまれたパリの街並みなどは、非現実的ながらもどこかリアルで最高の作りになっています。
そして最後のシーン。思わず「えーっ!?」って声を出したくなると思います!
オススメです!ぜひ手に取ってみてください!
SF映画は、切り口が多くて何度みても楽しめる作品が多いですね!
まだまだ紹介しきれていないSF作品もたくさんありますので、次回作で紹介させていただきます。